2018年8月8日に、第2回目となる水辺フューチャーセッションを開催しました(※7月に予定されていましたが雨のため延期となり、この日の開催となりました)。
フューチャーセッション(Future Session)とは1つの目的/課題に向かって活動している様々な主体が一同に介し、未来(Future)へ向けた案・答えを語り合う場(Session)のことです。第1回は今年6月に実施しています。
今回は市堀川など和歌山市の水辺に関わるプレイヤーや地域住民が集まり、ワークショップを行いました。それぞれの経験値やアイデア計画などを持ち寄ることで、よりよい成果がでるのではないか…と思ったことが、企画の経緯です。
会の中のグループワークショップでは、参加者それぞれの立場を一旦ゼロにして、しがらみなく未来を構想したり、水辺のあり方を模索したりしました。このセッションの成果は秋頃に形となる予定です。
このようなわかやま水辺プロジェクトが主催するイベント・企画は、Facebookのイベントページなどを通じて告知しています。連携する人や団体が多くなれば、よりよい成果へつながりやすくなるだろうと思います。ぜひご参加ください。
以下では、第2回水辺フューチャーセッションの当日会場内の様子をレポート致します。
<当日のタイムテーブル>
・アイスブレークレポート:海外視察報告 「世界一予約が取れないレストランNOMAとデンマークの食文化政策」 ゲスト: 岸本しおりさん (有)ハートビートプラン ・前回のワークショップの振り返り 事務局より ・事務局でここまでやっておきました! 10/20のプラン発表! ・グループセッション テーマ「10年後の和歌山のまちなかの水辺に向けて、いまやっておくこと、これからやること」 ・グループの発表
<当日の様子>
和歌山市のコワーキングスペース「LUIDA」さんを会場に、18時スタート。
この日はフューチャーセッション終了後に、別企画の「水辺で乾杯2018」が20時8分から和歌山市内で予定されていましたので、その時間に間に合うように進めました。
和歌山市政策調整課の竹家正剛様から始まりの挨拶をいただき、(有)ハートビートプラン・岸本しおり様によるアイスブレークレポートへ。
岸本様が海外視察のために訪れたデンマークのまちについて「世界一予約が取れないレストランNOMAとデンマークの食文化政策」と題した報告レポートをお話いただきました。
コペンハーゲンのニューハウン地区は水辺のまちで、今や観光客に魅力を振りまくすてきな場所です。しかし、かつては駐車する車に埋もれ、とくに見るべきものがない場所だったとか。それが様変わりし、今は多くの人が訪れる屈指の観光地に。
デンマークが取り組んだ政策について、実際に目で見てきたレポートはとても学びが多かったです。水辺の美しい写真もたくさん見せていただきました。ありがとうございました!
前回の振り返りを挟んで、事務局から「事務局でここまでやっておきました! 10/20のプラン発表!」と題して、わかやまの水辺の現状とこれからの可能性、そして今後の計画についてお知らせを致しました。
10/20は、10月20日のこと。
今秋開催予定の「わかやま城下町バル」と連携して、もっと"わかやまの水辺は楽しめる"と皆さんに思っていただけるような企画を計画中です。その内容や仕組みについて、会場で共有させていただきました。
さて、ここからがフューチャーセッションのメインであるグループセッション(グループワーク)です。
「10年後の和歌山のまちなかの水辺に向けて、いまやっておくこと、これからやること」をテーマに、肩書をはずして、それぞれに率直な意見を出し合います。
最後にはグループ発表をして、意見を共有しました。
その中で共通して上がってきた意見としては、
○水質をキレイにする
○継続する
○雰囲気づくり(女性、子ども、カップルなど様々な対象を想定して)
○コースづくり
○SNSを利用してPR
○天候対策
などがありました。
「これをこれからやらなければ」という課題意識は、いろいろな立場の方が集まっても共通なのかもしれないなと思いました。
参加者の方々にはこの会を通して、具体的な課題等の洗い出しから、「夢」のような将来まで幅広いイメージを持っていただけたのではないかと思っています。
課題意識や明るい将来像を持って、アクションを起こしていく人が増えれば、わかやまの水辺はもっと素敵な場となっていくはずです。さまざまな人たちとともに、わかやまの未来をつくっていきたいです。そのために、コツコツと少しずつ動くことが大切なんだと実感したフューチャーセッションでした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
この日は「水辺で乾杯2018」も予定されていましたので、会終了後、京橋駐車場へ移動して乾杯を行いました。こちらもご参加の皆様、ありがとうございました!
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